日本で増え続ける空き家
全国的に問題になっている、空き家問題。
国土交通省の調査によると、空き家の総数はこの20年で約1.5倍(576万戸→849万戸)に増加しています。
というのも、日本の人口自体が平成20年頃をピークにして、年々減少しているのですが、
住宅のストック数は総世帯に対して約16%も多いのです。(平成30年時点)
人口に対して、住宅のストックは十分すぎるくらい足りているため、日本では空き家の増加が止まらないのです。
日本の政府でも、この増え続ける空き家問題に様々な施策、法令を通して取り組んでいます。
2022年12月21日のニュースでは、全国で増える放置された空き家に対して、実質的な税負担を増やすことを政府が検討段階に入っていると報じられました。
壁に亀裂が入るなど、管理が不十分な建物に対しての措置で、
住宅用地を対象にした「固定資産税を軽減する特例から外す方向」で考えられているようです。
2023年1月頃にこちらの報告書をまとめ、空き家対策措置法など、空き家に関する法律の改正を視野に入れながら、徐々に内容を詰めていくことが見込まれています。
早ければ2023年度中にも方向性はまとまる予定です。
ここで注目したいのが、空き家全般に対してこちらの増税が行われるのではなく、「管理が不十分な空き家」を対象としていることです。
これは、空き家を放置するのではなく、建て替え、もしくは売却を促して、老朽化して倒壊の恐れなど、危険な空き家が増えるのを抑えるねらいがあります。
私たちみらい不動産でも、これまでに空き家に対する相談を数多く受けてきました。
相続したものの、残置物の処理に困っている…。
なんとなく空き家を眠らせてしまっている…。
空き家だけど手放したくはない…。
オーナー様によっていろいろなお考え、お悩みがあると思います。
当社では、「空き家=すぐに売却」というわけではなく、
オーナー様の意向に寄り添いながら空き家を「再活用」することに重点をおいています。
これまでも、空き家を賃貸住宅、グループホーム、ゲストハウス、カフェ、コワーキングスペースなど色々な施設に蘇らせてきました。
空き家の管理にお困りの方はぜひ一度当社にご相談ください!!
最後に、最近目にした、ユニークな空き家の活用事例をご紹介します。
まず一つ目は、主宰者自身が持っていた空き家を活用した事例です。
山口県山陽小野田市では、空き家をジュニア囲碁教室として活用しています。
十数年空き家だったを、子供たちの居場所づくり、遊びと学びの場として開設されました。
昭和のレトロな雰囲気漂う建物が、囲碁の雰囲気にもよく馴染みます。
また、富山県南砺市では、地元の中高生が空き家の活用策としてアイディアを出し、ブックカフェとして空き家を改築しました。
ブックカフェやイベントができる土間、学生が勉強できる自習室なども併設され、複合施設として利用されます。
オープンは2023年5月の予定になっています。
地元の方や、若者たちを取り込みながら、日本の空き家問題を解決する取り組みは、とても興味深く今後も楽しみですね(*^^*)
みらい不動産も、空き家のネガティブなイメージを払拭し、空き家をもっともっと面白く、そして皆様のお役に立てるようにお手伝いしていければと思います(^^)/
今後のみらい不動産のプロジェクトに乞うご期待くださいませ(^_-)-☆